事例紹介

まずは始めてみる。やりながら考えてもよいのでは。

まずは始めてみる。やりながら考えてもよいのでは。

「あすパークこどもリビング」は、2021年4月に立ち上がった放課後の子どもの居場所です。



当初はCS神戸のサポートを受けていましたが、2022年4月からは独立した団体として、スタッフ7名で運営しています。毎週火曜日の午後、会場のあすパークで11人の子どもたちの宿題や遊びを見守ったり、一緒に活動したりしています。

代表の朴木さん(写真中央)とスタッフの皆さんにお話を伺いました。

Q:独立にあたって、これまでと変化はありましたか?

スタッフ一人一人がより主体的に運営にかかわるようになったと思います。個人で考えると同時に意見をすり合わせながらチームで考えています。

Q:活動をしていて大変なこと、楽しいことは何ですか?

子どもたちはお互いにけんかもするけど助け合うという関係ができていて、かかわるのが楽しいです。雇われているのではなく、自分たちが作っていくということにもやりがいを感じます。

 

Q:これから活動を立ち上げようと思っている方にメッセージをお願いします。

まずは始めることが大事だと思います。目的や意義ばかり考えていると永遠に始められない。やりながら考えてもよいと思います。グループ内で一人一人の意見や価値観が違うのは当たり前のこと。そこからどうプラスの関係を作っていくかですね。

 

スタッフの皆さん(40~70代)にもお話を伺いました。

Q:活動を始めたきっかけは何ですか?

・人とかかわり、人の役に立つことをしたい。空いた時間を意味のある活動に充てたいと思いました。
・子どもと接するボランティアに興味があったところ、生きがい活動ステーションで紹介されて参加しました。

Q:どのような点に楽しさ、やりがいを感じていますか?

・子どもたちと話すことで元気がもらえるし、成長の様子が見られるのでやりがいを感じます。
・子どもたちと近所で会うと声をかけてもらえ、地域の中で暮らしているという実感がわきます。
・スタッフはそれぞれ特徴があるが、みんな熱意を持っていて、チームで作り上げているのがとても有意義です。

Q:活動を始めて自分の中で変化がありましたか?

・スタッフ同士の関係がフラットなので、自分で判断できたり、遠慮なく意見が言えたりするので、自分に自信が持てるようになりました。
・いろいろな人とつながることで、視野が広がりました。
・普段から、「あすパ―Q(こどもと身近な疑問を話す時間)」のテーマを探したり考えたりするようになりました。子どもたちのためにやっていることが自分にもプラスになっています。

Q:これから活動を始める方にメッセージをお願いします。

・元気なシニアの方には、自分の人生経験をぜひ次の世代に伝えてほしいです。
・自分の住んでいる地域でボランティアをすると、必ず自分によいことが帰ってきますよ。
・紹介してもらったところにとにかく足を運んではじめてみて、合わなかったら次を探すくらいのスタンスでよいと思います。

団体名称

あすパークこどもリビング

活動内容

放課後の子どもの居場所

設立

2022年4月

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