事例紹介

プロボノは自分自身への投資

プロボノは自分自身への投資

デザイナーとして広報PRに関わる各種印刷物の制作およびホームページの制作事業を本業とされている南さん。カヌーなどアウトドア好きで、ここ数年は植木屋で剪定・伐採の修行をするなど、新しい分野にも挑戦中です。

そんなつかみどころのない不思議な南さんが長年大切に活動されているのが「プロボノ」です。主にNPO団体向けに“助成”という形でパンフレットの制作をおこなっています。

なぜ「プロボノ」なのか?をお聞きしました。

Q1.プロボノはいつから始めましたか?

デザイナーとしての仕事が行き詰って自分の実力不足なのか?それとも社会の問題なのか?と悩んでいたところ、書籍「プロボノ -新しい社会貢献新しい働き方-」(嵯峨生馬 著/勁草書房 出版)に出会いました。その後、プロボノの説明会にも通い、2014年から個人でプロボノを始めることにしました。

 

Q2.なぜ、「プロボノ」を選んだのですか?

それまでにも「お金にならないけどちょっと助けて欲しい」と言われて引き受けた案件がいくつかありました。その時の経験から、そのような案件も次の仕事に繋がり、お互いに助け合う関係性なんだと気づきました。僕はその関係性が心地良いんです。

 

Q3.CS神戸との関りはどんなきっかけですか?

プロボノのパンフレットを持ち込み、助成先の団体を紹介してもらえないか相談しました。当時の事務局長が対応してくれましたが、最初は僕の人間性もスキルもわからなかったので反応が薄かったです。でも、いくつか助成先の団体を紹介して頂いて、パンフレットの作成をしました。

プロボノ説明用パンフレットを制作

 

Q4.プロボノを継続できたコツはありますか?

助成先をNPOの中間支援組織に取り持ってもらえたことです。パンフレット制作のニーズがある団体を募集してもらい、説明会を開催しました。プロボノがうまくいくポイントは、自分と肌感覚が同じであること、また活動へ共感して「一緒にやってみたい!」と思えるかどうかです。NPOも様々な団体がいるので、このポイントを中間支援組織が理解して募集してくれていたと思います。また、NPOの世界に慣れていないことも多く一人では不安がありましたが、助成先の初回訪問時には必ず一緒に行ってもらえたのでよかったです。

当時、助成先に一緒に訪問したスタッフとともに

 

Q5.これからプロボノをしたいと思っている人へメッセージをお願いします。

プロボノの良さは、これまでとは全く異なる業種や活動に共感をもとに関わり、体験できることです。社会に対する視野が広がることは本業にも効果的に作用し、必ず自分自身への成長に繋がります。お金だけじゃない価値があり、後からご褒美が返ってきます。

団体名称

OFFILE CLEATION

氏名

南 正祐

活動内容

広報PRに関わる各種印刷物の制作およびホームページの制作

住所

神戸市東灘区本山北町5丁目5-11-302

団体ページ

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