新年のご挨拶　－CS神戸は20周年を迎えます！－

2016年、あけましておめでとうございます。

 

今年の秋に、CS神戸は20周年の一里塚を刻みます。ここまでの歩みは、“自立と共生”に共振いただいた大勢のみなさんと共にあったことを、感謝の念をもって思い起こしています。総数21事業の中でも特に、地域活動に取り組む人財養成の体系整備や20年記念誌の発行に向けた準備で、多忙ながらも充実した日常でした。一字で表せば“充”でしたでしょうか。

また、阪神淡路大震災から20年の節目であった昨年は、復興とCS神戸の活動を重ね合わせて振り返ることが多い年でしたが、今年は加えて、20年先を構想する年でありたいと考えています。

 

重点とした人財養成では、神戸市と協働で実施した「生活支援・介護予防サポーター研修」において、（現在も継続中）新たな地域活動の仲間を数十人単位でお迎えできることです。神戸市や神戸市社会福祉協議会、各区社会福祉協議会との連携は、面的な広がりを生み、可能性豊かな関係性を育くんでいます。

そして20年記念誌では、その内容となるCS神戸の価値について、設立当初からの事業の流れに沿い、浮彫りにされたテーマについてスタッフや役員がディスカッションし確認する作業を始めています。作業を通じて、変わらない価値が根付いていることも共有しています。

 

今年は、それら内部に蓄積され価値を外部にはっきりと“見える化”する年となります。

未整理の過去を役員・会員・ボランティア・スタッフの皆さんと手元に引き寄せて、多様な視点で検証し、手探りの未来をより鮮明に描き出す作業を共有したいと思います。どのような仕事をしたかではなく、市民生活や地域社会にどのような影響を及ぼしたかを共通価値として検証します。20年の経験の中でしか見えなかった悔恨は、今後の確かな希望の座標軸となるでしょう。

したがって今年を一字で表現すれば“顕”でしょうか。

地域には多様で異なる個性が存在します。つながりあって輝ける社会が築けるよう、皆さんと力をあわせてまいります。どうぞよろしくご指導くださいますようお願いいたします。

 

2016年12月23日（金・祝）に20周年記念会を開催します。（詳細は追ってご連絡）

手帳にご記入をいただければ幸いです。

 

 

2016年1月

認定NPO法人　コミュニティ・サポートセンター神戸

理事長　中村順子